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熊本県八代にある心理カウンセリング・ルーム「メンタル・ケア・ハウス」です。

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心の救急箱First-aid kit at the heart


 八代・水俣・芦北地区で発行されていました『DUSUKINディーネット』。
 2008年8月から11回にわたり私(清原加代子)のエッセイが掲載されました。
 題して「心の救急箱」
 私が日頃想い描いている心のあり様を綴ってみましたので、お読みいただけると嬉しいです。

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    第4回 〜 サ ポ ー ト 〜
   

 澄んだ夜空に、冬の星座が広がっています。私は作詞・作曲して唄うのが趣味で、歌詞の中にはよく「星」が登場します。毎日の慌ただしい生活の中、夜空の星にさえ気がつかずにいる時、窓を少し開ければ、星達がさざめき、誰にでも等しく輝いてくれますよね。

 さて、数回に分けて「ストレス対処」についてお伝えします。私達の体は、本当に良く出来ていて、ストレッサーなどの外的刺激を受けると、それに対応して、体の内部環境を一定に保とうとする働きが備っています。これを「ホメオスタシス」と言います。
 ストレス状態が限界を超えたり、慢性的に長引くと、ホメオスタシスが続かなくなり、心や体に様々な変調が現れます。気がめいったり、苛立ったり、集中力や気力が低下するなどの気分障害として現れますし、あるいは便秘、下痢、吐き気、めまい、肩こり、動悸、頭痛、倦怠感などの自律神経系の働きが乱れるなどの症状として現れることもあります。また思考・感情・行動・身体症状は、ドミノのようにつながっていますから深酒、過食、煙草の吸いすぎ、衝動買い、パチンコ通い、登校しぶり、部屋にこもる、言動が攻撃的になるなど、その人なりに様々なストレス反応の行動として現れたりもします。

 それらを自分で「いつもと違う」と気付くことが大切ですが、過度なストレス状態では麻痺している場合があります。だからこそサポートが必要なんです。
 家族や上司や友人が気付いてあげることも大切です。重篤になる前に、軽いうちに対処なさることをお奨めします。何でも早期発見、早期対処ですよね。状態によっては、医療機関での受診とカウンセリングの併用が功を奏します。 実際に、私が対応させて頂いている方の中には、ご本人と同伴で、ご家族がお越しになられるケースも多く、当然の事ながら改善も早いのです。それは、当事者用の改善プログラムと、サポーター用の支援プログラムがあるからです。家族が当事者の辛さを理解し、どのようにサポートすれば良いのか、具体的なテクニックやコミュニケーションスキルを身に付けることで、交流のパターンに変化が起き、家庭内の空気が穏やかになります。

 多くの場合、家族は心配するあまり「〜したらダメ」「〜しなさい」など禁止・否定・命令のマイナス語のパターンを繰り返しがちで、無理解のまま、反発し合う場合も多いようです。これでは増幅するばかりで、逆効果です。
 ですから、改善に効果のある対応を「意識」するのがサポーターの役割なのです。『そうね。それほどきつかったんだね。』『そして、私にどんなお手伝いが出来る?』などと受容・肯定・保護のプラス語を使い、いつもの流れを変えてみるのがポイントです。自分の意見を押し付けるのではなく、話を聴いてあげて、当事者の辛さを分かってあげてください。いきなり励ますのは禁物です。

 それから、サポートする側も大変疲れますから、上手に息抜きをし、癒やしのひとときを取り入れましょう。 そして『それはそうと、気分転換に深呼吸しようか』と暖めすぎた部屋の換気も兼ねて、窓を開けて呼吸法を取り入れると、更に効果的です。もしかしたら、美しい冬の空に流れ星が見えるかもしれません。そんな時は、『願い事が叶いますように!』ってとりあえず唱えて、窓を閉めてからゆっくりと、どんな願い事にするか決めると会話も和みますよ。


     
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